高橋克典(55)が、テレビ朝日系ドラマスペシャル「庶務行員・多加賀主水(たかがもんど)」(9月24日午後8時放送)の最新作に主演することが19日、分かった。メインゲストの三吉彩花(24)と13年ぶりに共演する。

原作は元銀行員の作家江上剛氏の小説。高橋演じる熱い正義感を持つ銀行の雑用係、多加賀主水が悪を懲らしめる人気ミステリーシリーズの第5弾。17年10月の第1弾から3年間で5作が制作されるなど、好評を博している。

今回の舞台は地域の医療を担う中核病院。銀行員になりすまし入院患者をだます詐欺師が現れる他、20年前の医療ミス疑惑が雑誌に書き立てられるなど院内で不穏な事件が頻発する。主水は三吉演じる看護師の有村塔子とタッグを組み、真相を探り始める。

高橋と三吉は07年放送の同局系ドラマ「オトコの子育て」で共演。高橋はモデル業もこなす三吉について「お芝居したり、現場でコミュニケーションを取っている時の顔はとても柔らかくて、そのギャップがとても魅力的」。初めて本格的に演技を交わし「2時間ドラマに新しいさわやかな風が入ってきたと思います」と話す。共演当時11歳だった三吉は「どこか懐かしくて安心する感じがあって、本当にお父さんみたいな方だなと思いました」と高橋との再会を喜んだ。

現代劇ながら、クライマックスで見せる殺陣シーンがシリーズのおなじみ。高橋は「今回は二刀流で悪党を成敗していますので、お楽しみに!」とアピールする。三吉も負けじと体を張った階段落ちに挑戦しており、「マットを敷いてくださったので痛くもかゆくもありませんでした」と笑顔。「私の女優としてのお仕事の中でも新しいジャンルだと思うので頑張りました」と振り返った。