大阪府の吉村洋文知事が4日に記者会見して新型コロナウイルスの拡散防止にうがい薬を勧め、品薄や高額転売など混乱が拡大、医療関係者から批判が上がった。基にしたのは初期段階の研究成果で、効果は明確に示せていない。会見では重症化予防との混同も招き、研究の活用を急いでつまずいた形となった。
複数の府関係者によると、「感染者がポビドンヨードという成分入りのうがい薬を使うと、唾液中のウイルスが減る可能性がある」との研究結果を吉村知事と松井一郎大阪市長が知ったのは7月末。府立病院機構の幹部と、大阪はびきの医療センター(大阪府羽曳野市)の松山晃文次世代創薬創生センター長から説明を受けると強い関心を示し、その場で共同発表を決めたという。
8月4日の会見で知事は机上に市販のうがい薬を並べ「使うことでコロナの患者が減っていく、コロナに効くのではないかという研究が出た」とし、成果を自ら解説。感染疑いの症状がある人らにうがい薬の使用を要請した。これをテレビの情報番組が生中継、会見中にも店舗の棚からうがい薬が消え始めた。
2020-08-09 12:11:09Z
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