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太平洋戦争末期、京都帝国大学の物理学研究室で原子の核分裂について研究している石村修(柳楽)は、海軍から命じられた核エネルギーを使った新型爆弾開発のための実験を続けていた。空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失った幼なじみの朝倉世津(有村)が、修の家に居候することになる。そこに修の弟の裕之(三浦)が戦地から一時帰宅し、久しぶりの再会を喜ぶ。
爆弾開発の実験がなかなか進まないなか、研究室のメンバーは研究を続けていく事に疑問を持ち始める。そして、裕之が再び戦地へ行くことになったやさき、広島に原子爆弾が落とされたという知らせが届く。研究者たちは広島に向かい、そこで焼け野原になった広島の姿を目撃するのだった。
ほかに、三浦誠己、宇野祥平、尾上寛之、渡辺大知、葉山奨之、奥野瑛太、イッセー尾形、山本晋也、國村 隼、田中裕子などが出演する。
本作では、特別な許可を得て広島の原爆ドームで撮影を敢行。そのシーンに出演する柳楽は、同局の番組『土曜スタジオパーク』(今月8日放送)に生出演した際、「役衣装で(原爆ドームの)中に入らせていただいて、危機感というか、恐怖感を覚えました。こういう(広島と長崎に原爆が落とされた)事実があったということを受け継いで次世代に語り継いでいなければいけないんだ、と強く感じました」と、コメント。
実は、撮影前、原爆ドームの上に虹がかかったそうで、柳楽は「こういう景色を見ると、自分たちがやっていることを少し肯定されたような気持ちになる。少しホッとしたのを覚えています」と、本音を漏らしていた。
柳楽と一緒に『土曜スタジオパーク』に出演した有村も「恥ずかしながら、こういった事実があったことを知らなくて、台本を読んで衝撃を受けましたし、歴史に対する認識を変えてしまうんじゃないか、といった怖さもあったんですが、出演するからにはしっかり責任をもってやらせていただきたいな、と思いました」と、少なからず葛藤があったことを明かした。
また、有村は役作りのためにさまざまな資料に目を通す中、「海外の女性兵士のインタビュー記事の中で、明日死ぬかもしれない、死と常に隣り合わせな生活が日常であったとしても、寝て起きて、空を見上げると美しい空が広がっている、美しい朝を迎えている、と答えいるのを読んで、腑に落ちるものがありました。きっと世津もどんな状況下でも朝を迎えることや、風が気持ちいいいな、きょうはあたたかいな、といった日常を見落とさないように、今日という日を生きていた女性だったんだろうな、と感じて、そこから世津を演じる軸ができて、それを忘れないように演じました」とも話していた。
戦争を伝える番組をつくることの意味について、柳楽は「普通に友だちと会って笑いあえることってすごく幸せな時間だったんだなって、感じることができました。改めて皆さんと平和について考えられたら、と思います。次世代に語り継いでいくために、勇気をもってしっかり作り上げようと全キャスト、スタッフが全身全霊をかけて挑んだ作品なので、皆さんに観ていただけたらありがたいな、と思います」と、視聴を呼びかけていた。
なお、裕之役の三浦春馬さんは、先月18日に急逝。公式ホームページ等では、三浦さんが「役作りのために髪を刈り上げて撮影に臨み、戦時下という困難な時代にどう生きるか葛藤する若者を見事に演じてくださいました。謹んでお悔やみ申し上げます」と伝えている。
2020-08-15 06:00:14Z
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