お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(42)と土屋伸之(41)が29日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に出演。女流漫才コンビ「内海桂子・好江」で人気を博した内海桂子さん(享年97)を、あらためて追悼した。
塙は「師匠の思い出を考えると笑っちゃうんですよ。きょうのラジオで何を話そうかと思って、師匠との思い出を思い出したら、悲しさを通り越して笑っちゃって」と話しながら、桂子さんのエピソードを披露し、しみじみ。
過去には、骨折しながらも車椅子で舞台に登場したことも。土屋は「出られる状態ではないんだけど『私のコーナーだから出る』って。そういう人だから。お客さんがいるって聞いたらほっとけない、じっとできないっていうサービス精神だから」とプロ根性を評した。
普段は優しいが「舞台に上がると目つき変わって。『私が仕切る、ツッコミするんだ』っていうのが伝わってきて。舞台上だけめちゃくちゃ怖かった」と土屋。「目に見えないスピードでツッコんでくる。めちゃくちゃ痛いし。でっかい指輪して、それで殴ってくるから。いろんな人のツッコミを受けてきたけど、一番殺傷能力が高いのが桂子師匠」と笑いながら話した。
桂子さんとの思い出を、明るく振り返ったナイツ。師匠からの教えも明かした。塙は「作ったネタをやるっていうことではないんですよね、師匠は。舞台に立てばなんでもいいんですよ。師匠はネタをやっていないときありますからね。生き様というか」。土屋も「『なんでもいいからやりな』っていうのが、桂子師匠の教え。芸人なんだから、お客さんがいたら話したいことめちゃくちゃあるでしょっていう考え。来月98歳ですけど、この先も舞台でお客さんに言いたいことはめちゃくちゃあったんだろうなって思います」と語っていた。
ナイツは28日、所属事務所の公式サイトで追悼コメントを発表。塙は「“言葉で絵を描きなさい”師匠から何度も教えていただいた言葉です。誰よりも漫才を愛した師匠でした。遺志を継いでいくので安心してゆっくりと休んでください」、土屋は「とにかく舞台が好きで、お客さまへの愛情に満ちた師匠でした。最後まで芸人として力強く生ききったその姿を間近で学ばせていただくことができて、僕らはきっと日本一幸せな漫才師です」と生きざまを称賛した。
80年以上、浅草で現役の芸人として演芸に生きた桂子さん。浅草から世に出た後輩たちをはじめ誰からも慕われた。漫才協会の役員も務めているナイツは番組などで桂子さんのエピソードを何度も披露していた。
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2020-08-29 00:59:00Z
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