CBCテレビ
15日、CBCテレビに来てくれた藤井聡太四冠の師匠、杉本昌隆八段。 弟子の快挙とあわせ、大変めでたかったのは、四冠を達成した11月13日は杉本八段の誕生日だったということ。 「この誕生日プレゼントはいかかですか?」 (大石邦彦アンカーマン) 「これだけのビッグタイトルを自分の誕生日に獲得してくれるのは、最高のプレゼントです」 (師匠 杉本昌隆八段) 「本人は『全く知らなかった』と言う…」 (大石) 「あの“全く”は余計じゃないか。そんなに念を押さなくてもいいのに。ちょっとヘコみました」 (杉本八段) 確かに、四冠達成後すぐの記者会見では…。 「(師匠の)誕生日は全く知らなかった」 (藤井聡太四冠) しかし、この後、藤井四冠は。 「本当に、これまでお世話になってばかりだったので。初めてプレゼントのようなものができたのかな」 (藤井四冠) 2人の深い絆を感じさせる会見でした。 そして、一夜明けた14日の会見では、藤井四冠は色紙に「昇龍」の2文字をしたため披露しました。 「(藤井四冠は)『昇龍』という色紙を見せてくれました。あの昇龍は師匠も、よく書く?」 (大石) 「私も(『昇龍』を)好んで書いていたので。それを見て、何かを思って書いてくれていたのなら、うれしい」 (杉本八段) 「たぶん、そうだと思っているんですけれど、さっきの誕生日の話ではないですが、全く知らなかったという可能性もありますかね」 (大石) 「ツンデレなのかな」 (杉本八段) 会見では「龍が勢いよく昇るように、さらなる高みを目指す」と語っていましたが、実は他にも…。 「立浪ドラゴンズになったので、ドラゴンズのことも意識しているのかな」 (大石) 「やはり地元意識というのは当然ありますから。雑談していた時に、ドラゴンズの2軍選手は『昇竜館』(という寮に入る)という話をしたので。頭に残っていた可能性はある」 (杉本八段) 「どうやったら、こういう弟子を育てられる?」 (大石) 「強要はしたくないという思いがあった。考えを尊重したいと思っていた。将棋に関して『言いたいことは言って良い』と、入門の時に藤井竜王にも言った」 (杉本八段) 「ある程度、放任主義の中で見守ってあげることが大事だった?」 (大石) 「彼の場合は、自分で見つけて進んでいきたいタイプだったから。環境を整えるのは大事だけど、それ以上のアドバイスや指導は、むしろ妨げになると思った」 (杉本八段) 「藤井四冠から質問や意見はなかった?」 (大石) 「将棋のことに関しては、ほとんど記憶にない。対局の日の“ごはん”は何が良いでしょう?みたいな質問はあったけど」 (杉本八段) 「(師匠と)対局後の反省会はある?」 (大石) 「すごく聞かれる。今回も聞かれたけど、あの手が悪かったでしょうか?とか。こうやったほうが良かったでしょうかとか。竜王の指し手など否定できない」 (杉本八段)
2021-11-15 09:23:02Z
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