俳優の木村拓哉が12日、都内で行われたテレビ朝日系主演ドラマ「未来への10カウント」(14日スタート、木曜・後9時)の制作発表会見に出席した。
初挑戦となる学園スポーツドラマで木村は元アマチュアボクサーで、高校ボクシング部コーチを演じる。セットのリングロープをくぐって登壇した木村は「スタッフ・キャストが同じ方向を向いて、ときに真剣に、ときに和やかに進んでいます」とニッコリ。他のキャスト登壇の際にはロープフォローし、座長ぶりを発揮。ボクシングの部長役を務めるKing&Princeの高橋海人とミット打ちを行い、最後はボクシングの練習で恒例の「腹打ち」も披露。高橋のパンチを何度も腹部で受け止めた木村は「今は大丈夫ですけど、さっき食べたお弁当が少し上がってきましたね」。
ボクシング部コーチは、連ドラでは23個目となる”職業”。妻を亡くしてピザのデリバリーのアルバイトで食いつなぎ、「いつ死んでもいい」が口癖という、今までの木村にはない役どころだ。「月の恋人~Moon Lovers~」以来、12年ぶりの共演となる満島ひかりは「撮影する前からお話が面白くて楽しい方だと思っていて。(校長役の)内田(有紀)さんと『木村さんって癒やし系だよね』とよく話していて。ファイターなイメージがあるんですけど、話していると、ほわーんとしていて癒やし系なんじゃないかな」と木村の意外な一面を明かすと、高橋も「小さな頃から音楽を聴いていて。木村さんは、ドラゴンとかツチノコとか幻獣なみの憧れの存在で。でも、いざ現場でお会いして立ち振る舞いとか姿勢に触れると、憧れからなりたい存在に変わっていって。毎回頭の中で日記を書いています。『木村さんと夢のミット打ちをしたよ』とか」と明かした。
安田顕が「お世辞抜きで、僕らの世代は木村さんの代表作がドラマの歴史」と語った通り、時代を彩り続ける木村の最新作。キャストが様々な“顔”を明かしたように、また新たな一面を見せてくれる作品になりそうだ。
2022-04-12 05:00:00Z
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