NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)の第41回「義盛、お前に罪はない」が30日放送され、横田栄司(51)演じる和田義盛が「和田合戦」で討ち死にした。秋元才加(34)演じる妻の巴御前も物語を退場。同局を通じて2人がコメントを寄せた。
義盛の最期を演じた横田は「巴さんにも畠山重忠にも『お前は生きろ』だとか『もうちょっと生きていようぜ、楽しいこともあるぞ』なんて言っていた人が、結局ああいう死に方をしてしまうのが、時代なのか、運命なのか。『和田義盛は何を抜かったんだろう』なんてことを考えながら演じていました」と話す。
義盛は、北条義時(小栗旬)と三浦義村(山本耕史)に討たれる。横田は「和田義盛はどう思っていたかわからないですけども、私としては、義時も義村も理由があって生きている、生き延びていくという時代ですから、生き延びていくための最善の手段を彼らもとっているはずで」と理解しつつ、「義盛は『まぁ、お前たちもな、よくやってるよ。じゃあ元気で生きていてくれよ。生きてりゃ楽しいこともあるぞ』という、ちょっと『悔しいけどな』とか『ちくしょー』という気分もありながら、彼らのことを見つめていました」と振り返る。
義盛は豪快なキャラクターで視聴者に親しまれた。和田は「まっすぐな男で、うそをつかないし、最初のころからあまりキャラクターがブレていない、数少ないひとりなんじゃないでしょうか。三谷幸喜さんのおかげで和田義盛という人物が、僕は日本の中で一番好きな日本人になったと自負しています」とし、「本当に愛らしいキャラクターで、それをつくってくださったスタッフさん、共演者の皆さんに本当に感謝しています。そして応援してくださった皆様、和田義盛をかわいがってくださった皆様に心から感謝しています」と語った。
巴御前役の秋元は、馬で駆けるシーンを演じ「シーン的には最終的にどうなったかというのは描かれていないんですけど、もしかしたら義盛殿の亡骸を探しに来たのかもしれないし、最後のセリフに『妻』や『忠臣和田義盛』という言葉が入っていたので、夫のプライドと妻のプライドを持って戦場に向かったのかなと思っています」。木曽義仲の愛妾として登場し、やがて和田義盛の妻となった。戦のシーンでは「以前の木曽義仲様(青木崇高)といたときの戦とはまた違った感覚で、夫婦の愛の証しじゃないですけど、操を立てるというか、そういう2人の関係を感じました」と話した。
木曽時代の巴は、自分が女性であることに葛藤を抱えていたが「和田家に行ってからは自分の女性性を受け止められた感覚です。すごく穏やかになったし、それと同時に戦に行っていたころの鋭い感じがなくなっているというのが不安でもあり、でも今の幸せはすごく手放しがたい、みたいな感覚でずっとお芝居をしていました」。
義盛とのラストシーンでは「ご飯粒をつけながら『心配するな』と言う義盛さんを見て、『なんてかわいらしい人と一緒になれたんだろう』と。2人の男性を愛した巴ですけど、すごく見る目があったんじゃないかな」と秋元。義仲と義盛については「2人ともすごくまっすぐに自分の中のプライドなど、そういうものをなるべく曲げずに素直に正直に生きてきたかっこいい男性2人だったと思うし、また違った愛情ですけど、その2人に愛された巴もすてきな女性だったんじゃないかなと思っています」と語った。
2022-10-30 11:48:00Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiRGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2thbnNwb3J0cy5jb20vZW50ZXJ0YWlubWVudC9uZXdzLzIwMjIxMDMwMDAwMDU5NS5odG1s0gFKaHR0cHM6Ly93d3cubmlra2Fuc3BvcnRzLmNvbS9tL2VudGVydGFpbm1lbnQvbmV3cy9hbXAvMjAyMjEwMzAwMDAwNTk1Lmh0bWw?oc=5
Bagikan Berita Ini
0 Response to "「鎌倉殿の13人」和田義盛が討ち死に 演じた横田栄司「一番好きな日本人になった」 - ニッカンスポーツ"
Post a Comment