「王将戦」では対局のほか、棋士に提供される“おやつ”も注目され、第５局では、大田市などの６つの店の８種類のお菓子が候補に選ばれました。
このうち、三瓶山のふもとで９０年近く続く和菓子店は、季節限定の「さくら餅」と創業以来定番の「そばまんじゅう」を用意したところ、対局２日目の２６日、藤井五冠が午前のおやつに、羽生九段が午後のおやつに、この２つの商品を選んだということです。
この和菓子店は前回、２年前にさんべ荘で開かれた王将戦では、“おやつ”の候補になったものの選ばれず、今回が再チャレンジでした。
「日高恵比須堂」の３代目店主・日高大治さんは、「食べてもらえて光栄ですし、ほっとしました」と喜んでいました。
すでに他県からも注文が入ったほか、店頭や会場となった旅館の土産物コーナーで商品が売り切れになるなど反響が広がっていて、２６日だけで、「さくら餅」をおよそ５００個作ったということです。
日高さんは、「予想以上の反響があり、フル稼働しています。ネットで“バズっている”ので対応しきれるか分かりませんが、一生懸命頑張りたいです」と話していました。
2023-02-27 09:02:00Z
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