女優の吉高由里子(34)が主演し、主人公・紫式部役を演じる来年2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の追加キャストが20日、同局のドラマ公式ツイッターで発表された。女優・高畑充希(31)が藤原定子役で出演するほか、大河ドラマ初出演となる俳優・三浦翔平(34)、女優・見上愛(22)、歌舞伎俳優・坂東巳之助(33)の出演が決定。さらに、2019年「いだてん」以来2度目の大河挑戦となる俳優・永山絢斗(34)、20年「麒麟がくる」で熱演した俳優・本郷奏多(32)ら豪華キャストの出演が明らかになった。今回の発表を受け、脚本を手掛ける大石静さんがキャスティングについて言及した。
大河ドラマ第63作目。物語は平安時代が舞台。世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部(吉高由里子)の生涯を、きらびやかな貴族の世界や、心を寄せる最高権力者の藤原道長(柄本佑)との関係などを織り交ぜて描く。女性が主役の大河ドラマは2017年の「おんな城主直虎」(主演・柴咲コウ)以来7年ぶり。吉高は14年に同局の連続テレビ小説「花子とアン」で主演を務めている。
大石さんは今回の出演者発表を受けて、藤原定子役で出演する高畑について「今乗りに乗っている女優さんで、ご一緒できてうれしいです。夫・一条天皇への愛と、一族の隆盛の一翼を担う使命に引き裂かれる定子を、きっとリリカルに演じてくれるでしょう。楽しみしかないです」と出演決定を喜んだ。藤原伊周役として大河初出演する三浦に「父親がもう少し長く生きていたら、間違いなく政権の頂点に上り詰めていたであろう伊周の、不運ではかない生涯を、華麗にいたましく演じてくれるでしょう。三浦さんとは何度もご一緒していますが、今回は今までのイメージをくつがえす新しい顔を見せて欲しいです」と期待した。
藤原彰子を演じる見上について「新人なのに“華”と“押し出し”がスゴイ女優さんです。紫式部の影響を受けつつゆっくりと自我を確立する彰子という難しい役ですが、きっと見事にやってのけると思います」、藤原隆家役の永山には「何でもできる名優です。今回は激しい感じが見たいですね。無茶苦茶にサク裂する永山さんが出るように書きたいと思っています。兄・伊周とは対照的な隆家を、どんな風に演じてくれるか楽しみです」と期待感を示した。
そして円融天皇を演じる巳之助に「歌舞伎役者ならではの美しい立ち居振る舞いで、円融天皇の誇り高さと孤独を、どういう風に演じてくれるか楽しみです。友人でもあり、もっとも尊敬する役者さんだったお父様、亡き坂東三津五郎さんに、巳之助さんもオオイシも褒めてもらえるよう、一緒に頑張りたいです」、花山天皇役の本郷にも「花山天皇は女好きなうつけとも言われますが、理想の治世を打ち出した果敢な天皇であったともいわれます。その落差を、本郷さんに思い切り演じて欲しいです」とメッセージを送った。
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2023-05-23 04:01:00Z
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