
第169回芥川賞・直木賞に、神奈川県ゆかりの作家3人の作品が選出された。芥川賞は神奈川県内在住の市川
市川さんには、生まれつき筋力の弱い「先天性ミオパチー」の持病があり、10代から人工呼吸器や電動車いすで生活を送る。ベッド上でタブレット端末を使って執筆し、SFやファンタジーなどライトノベルに挑戦して20年以上になる。
受賞作は昨春卒業した早稲田大通信課程の卒業論文が契機。「障害者が書く文学が少ない。自分で実例を増やすしかない」との思いがあった。自分の姿を投影する「当事者表象」の作品にしたかったと言い、主人公の女性は市川さんと同い年で同じ病を抱える。重度障害者を取り巻く環境を生々しい言葉で記した。記者会見では「いろいろなものをいろいろな角度から書きたい」と思いを新たにした。
永井さんは慶大卒業後、フリーライターなどを経て2010年にデビュー。横浜市緑区で活動を続ける。「ここまでたどり着くことができて良かった」と記者会見で語った。
受賞したのは江戸・木挽町で起きたあだ討ちを巡る時代小説。当時、「悪所」とされていた芝居小屋で働く人々の姿を鮮やかに描いた。歌舞伎を題材に、登場人物が一人称で語る形式で落語の要素も織り交ぜた。
図書館で資料を集め、地元の横浜にぎわい座で落語を楽しみ、KAAT神奈川芸術劇場で歌舞伎を鑑賞してリラックスする。源頼朝と北条政子の娘大姫を描いた「
2023-07-20 04:20:00Z
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