Search

「秋の褒章」東野圭吾さんや俵万智さんら684人と26団体が受章 - nhk.or.jp

「秋の褒章」東野圭吾さんや俵万智さんら684人と26団体が受章 - nhk.or.jp

Q.今は空前の短歌ブーム。短歌界の変化をどのように見てきたか。

A.短歌界というと1300年以上の歴史があるわけですけれども、私が歌を作り始めた頃は、サラダ記念日という歌集を多くの人に読んでいただいて、あの時は口語、自分たちがふだん日常で使っていることばで表現していいんだということを多くの人が気付いて短歌を身近に感じてもらえた、そういう波が1つあったかなと思います。

今、短歌ブームと言われるほど若い人たちが短歌を作ってくれている。

1つはSNSとの相性がすごくいいということは大きな背景としてあるかなと思うんですね。

短いことばで発信するということを日常的にみんなが行うようになって、短いことばで発信する、まさに短歌がそうなんですね。

あ、短歌ってそんなにハードルの高いものじゃないじゃないと若い人たちが気付いてくれたのかなと感じています。

だから短歌ってすごいんですよね。

1000年以上前からあって、それこそ万葉集の時代もあって、源氏物語にも700首以上の和歌が登場します。

その頃は和歌が恋愛のツールとして活躍していたわけですし、サラダ記念日のときは口語で大丈夫だよというふうに、なんか短歌の側が時々私たちに発信して再発見を促してくれているんじゃないかなとさえ感じます。

そしてSNSという、本当に短歌の世界から一番遠いような、古典とか古くからあるものとは遠いようなところにも、ひょこっと顔を出して短歌が「もしもし私のすばらしさに気付いていませんか」と言っているような。

そしてまんまと若い人たちがそれに気付いて楽しんでくれているというふうに、今はその風景を眺めています。

一方で、SNSの時代ってことばのインフレというんですかね、誰もが簡単にたくさんのことばを発することができるし、受け取る方も大変なくらい洪水のようにことばが流れてきている。

そういう中でことばの重みが軽くなっているような一面もある気がするんですね。

その中にあって、短歌というのは短いことば、表現の中にじっくり腰を据えてひと言ひと言選んで表現する。

ことばでしっかり思いを伝えることの大切さをこの時代にあって教えてくれるツールになっているのかな。

そういう意味でもとても今の時代にとって大切な表現方法の1つになってくれているんじゃないかなと感じます。

Adblock test (Why?)



2023-11-01 20:33:46Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3My5uaGsub3IuanAvbmV3cy9odG1sLzIwMjMxMTAyL2sxMDAxNDI0NDk0MTAwMC5odG1s0gFCaHR0cHM6Ly93d3czLm5oay5vci5qcC9uZXdzL2h0bWwvMjAyMzExMDIvYW1wL2sxMDAxNDI0NDk0MTAwMC5odG1s?oc=5

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "「秋の褒章」東野圭吾さんや俵万智さんら684人と26団体が受章 - nhk.or.jp"

Post a Comment

Powered by Blogger.