ロックバンド「MY FIRST STORY」のボーカル・Hiro(30)が、26日に東京・Zepp Hanedaで開催したワンマンライブの中で、退場者が続出した騒動について経緯を説明した。

同ライブでは、会場で禁止されていたモッシュやダイブなどの行為が相次ぎ、退場を命じられる観客が多く出た。ステージ上でHiroが観客をあおるような発言をしていた点も含め、ファンの間で物議を醸していた。

Hiroは27日にインスタライブを行い、一連のトラブルの背景を説明。今回のライブはイベンターを仲介せず、自分たちで進めた部分が多いとして、「(会場側との)連携が取れていなさすぎて退場者が出てしまった」と反省の意を示した。

Zepp側との話し合いの中で、今後の公演に関しては「全権を僕らに委ねてほしい」と伝えたという。

泥酔して暴れるなど「本当に危険な行為」に対しては、スタッフが連携をとって監視しながら厳重注意を行うが、ダイブやモッシュはOKとしたいそうで、「むしろそれが僕らがライブハウスでやる意味だと思っている」と語った。

また、8月より全国のZeppをめぐる「STORYTELLER TOUR 2024」がスタートする予定だが、Hiroは、「『お互いの理想が合わないならツアーをいったんバラしてもいい』という意向も話させてもらった」と会場変更も辞さない方針を示した。

「僕らがあおったりして、みんなが(会場を)出されるのは本当に心苦しい」と吐露するHiro。

「昨日は僕らとスタッフ同士の連携も取れていなかったし、Zeppさんとの連携も取れていなかったのが一番の落ち度だと思う。本当にすみませんでした」と頭を下げた。

会場側との話し合いはまだ途中だとしつつ、「最終どこに着地するかはわかりませんが、昨日みたいには絶対ならないようにします」と宣言した。