人気グループ・なにわ男子の道枝駿佑が、記憶にまつわる号泣必至のラブストーリー『今夜、世界からこの恋が消えても』(通称:セカコイ)で映画初主演を飾ることが明らかになった。相手役は、東宝シンデレラグランプリ・福本莉子。2021年10月期に放送されたテレビ朝日系土曜ドラマ『消えた初恋』でクラスメイトとして共演した二人が、今作では恋人役でダブル主演を務める。公開は7月29日を予定している。
本作は、眠りにつくと記憶を失ってしまう、実在する難病「前向性健忘」を患ったヒロインと、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公の儚くも切ない愛の物語。
原作は一条岬の同名小説。映画化もされた「君は月夜に光り輝く」を輩出した電撃小説大賞の2019年受賞作品で、応募総数4607作品の頂点にして、冒頭からは全く予想できないストーリー展開と結末に全選考委員が涙したと言われている。その涙は国内に留まることなく、すでに韓国でも大ヒットを記録しており、その感動を世界に広めつつあるタイトルだ。
クラスメイトのいじめを止めるため、同級生の女子・日野真織(ひの・まおり)に嘘の告白をした主人公・神谷透(かみや・とおる)。嘘の告白と分かりながらも、「放課後まで話しかけない」「連絡は簡潔にする」「お互いを本気で好きにならない」という3つのルールのもと、真織はOKの返事をする。「好きにならない」と約束を交わすもお互いを知るにつれ、いつしかひかれ合う二人。透がついに想いを抑えられなくなった頃、真織から出た言葉は予想もしないものだった。
「私。前向性健忘っていって、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」。毎日、記憶と経験をリセットされる彼女は日記に1日の出来事を書き留め、朝早く起きて復習することで記憶をつなぎとめていた。そんな彼女に少しでも幸福な日々を届けたいと献身的に向き合う透。しかし、そんな日常は長く続かなかった――。
主人公の神谷透を演じる道枝は、昨年CDデビューしたアイドルグループ・なにわ男子のメンバーであり、先日、日本テレビ系日曜ドラマ「金田一少年の事件簿」の5代目金田一一役で、ドラマ単独初主演を務めることが明らかになったばかり。俳優としてドラマや映画で存在感を示してきた。
「初の主演映画なので、不安もありつつ、楽しみもありつつ、クランクインを迎え、いよいよ動き出したなという気持ちです。映画で主演を演じたいとずっと思っていたので、お話をいただいた時は、とてもうれしかったですし、しっかりと悔いのないように自分らしくやり切りたいと思います」と、並々ならぬ意気込みを感じさせた道枝。というのも、本作が「十代最後の映画になるので、十代を締めくくれる、自分のターニングポイントとなるような作品になればいいなと思いますし、この映画を経験して、役者として一回りも二回りも成長したいと思います」と話している。
一方、ヒロインの日野真織を演じる福本は、16年開催の第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞後、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20年)、『君が落とした青空』(2月18日公開予定)で主演を務めるなど、目覚ましい活躍ぶり。本作では、「道枝さん演じる透くんとの関係性が大事になってくるお話なので、共演したことのある方で良かったなと思いました。一日で記憶がリセットされるという難しい役で、不安も大きいのですが、頑張らなきゃなという気持ちでいっぱいです」と話している。
「眩しさの真っ只中にいるフレッシュな二人だからこそ表現できる想いの儚さ尊さを、この作品で大切に描けたら」と、本作のメガホンを取るのは、『僕等がいた 前篇・後篇』(12年)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16年)など数々の恋愛映画を創り上げてきた三木孝浩。
脚本は、『君の膵臓をたべたい』(17年)では監督を、『君は月夜に光り輝く』(19年)では監督・脚本を担当した月川翔と、『明け方の若者たち』(21年)で監督を務めた松本花奈がタッグ。音楽は、数々のヒット曲を手がけ、映画音楽においても、『糸』(20年)で「第44回日本アカデミー賞」優秀音楽賞を受賞した音楽プロデューサー・亀田誠治が担当する。
現在の日本映画界で、恋愛映画を作るのに、これ以上ないキャスティングと最高峰のクリエイターたちのタッグで、「セカチュー」こと『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)、「キミスイ」こと『君の膵臓をたべたい』(17年)に続く、恋愛映画の金字塔が誕生すること間違いなしだ。
■道枝駿佑のコメント(全文)
初の主演映画なので、不安もありつつ、楽しみもありつつ、クランクインを迎え、いよいよ動き出したなという気持ちです。映画で主演を演じたいとずっと思っていたので、お話をいただいた時は、とても嬉しかったですし、しっかりと悔いのないように自分らしくやり切りたいと思います。
台本を読んで、すごく感動しましたし、一日一日が尊くて儚くて大切なものだと改めて気づかせてくれるお話だなと感じました。
『セカコイ』が十代最後の映画になるので、十代を締めくくれる、自分のターニングポイントとなるような作品になればいいなと思いますし、この映画を経験して、役者として一回りも二回りも成長したいと思います。
■福本莉子のコメント(全文)
三木監督とご一緒するのも2回目で、お相手の道枝さんも同じく2回目の共演で、いろんな縁が重なっている作品だなと感じています。道枝さん演じる透くんとの関係性が大事になってくるお話なので、共演したことのある方で良かったなと思いました。
『セカコイ』の原作を読ませていただいて、涙が止まりませんでした。私が演じる真織は、一日で記憶がリセットされるという難しい役で、不安も大きいのですが、頑張らなきゃなという気持ちでいっぱいです。監督から「この作品は現場で真織が心を動かすことが大事だよ、大丈夫だよ」と背中を押していただいて、私自身も真織同様、日記を付け始めました。初心を忘れず、毎日毎日新鮮な気持ちで頑張っていけたらいいなと思います。
2022-02-11 21:17:00Z
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