
鎌倉時代を代表する歌人・藤原定家の流れをくむ
冷泉家は、定家の孫にあたる
今回見つかった定家直筆の顕注密勘は、冷泉家の当主が受け継いできた「古今伝授箱」と呼ばれる木箱に収められていた。平安末期~鎌倉初期の僧・
歌人としての定家の思いも書かれていた。古今和歌集の選者の一人である
顕注密勘が入っていた古今伝授箱は、数万点の史料が収められている冷泉家の蔵で保管され、代々の当主が一生に一度だけ開いてきた。中の書物を書き写して歌学の修練に励み、成果を後世に伝えてきたという。
経緯は定かでないが、明治期の130年前を最後に開かれず、「畏れ多いもの」として守られてきた。冷泉家で1980年から進められてきた調査の一環で2022年に開封され、顕注密勘のほかに、冊子59冊と古文書58点も見つかった。
小林一彦・京都産業大教授(和歌文学)は「冷泉家は『文書の正倉院』であると改めて認識した」と評価する。
2024-04-18 12:12:00Z
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